今日も走ろう!

ロング好きのランナー ですが故障からの回復にもがいています

【詳報版】2017 第13回川の道フットレース参戦記その3

レースが終わって、4日目。
足のむくみは解消できましたが、足首から脛にかけて深い部分の痛みが依然あります。
全く走れない状況が続いています。
また、目を閉じると意識が飛んでしまいそうな状況です。

(上記は、初稿時です。
加筆時点の状況を追記しますと、3週間過ぎてもキロ6で10K走るのが精いっぱい。
痛みは相当薄くなりましたが、疲れやすく、いつもの状態に比較すると60%という状況です。
お酒は相当燃費がよくなり、2時間飲めばグロッキー(T_T) )


さて、続きを急ぎましょう。

低体温症の恐怖をなんとかクリアして進軍するのはよいのですが、
睡魔との戦いが始まりました。

こんな時には、(これまでの経験から)ガムが効果的♪
ブラックブラックを大量投入して、ムシャムシャと咀嚼運動によって
眠さを解消です(^o^)

快調に進軍していると・・・「慰霊の園」の表示。
そうです。
昭和60年のJAL事故。御巣鷹山なんです。こんな山深いところだったのね・・・
思わず合掌。

ニュースでは「群馬県」という記憶だったが、警察・行政機関など埼玉県寄り。
小説「クライマーズハイ」の風景が見えた気がする。
遺族にとってはこの道が慰霊の道なのね・・・

あの当時、僕は何をしていたか・・・鮮明に蘇るが、ここでは語りません(笑)



次第に標高が上がり、冷え込みが厳しくなってきます。温かいモノ補給したいけど、
当然、自販機なんて全く気配すらありません。
ぶどう峠と十石峠の分岐手前でしょうか、上野村森の体験館にて私設エイド出していただきました。真夜中なのに頭が下がります。

館山代表も激励に訪れていました。
こんな静かな施設の一角で、賑やかで明るいエイドは嬉しいもんです。
メニューも豊富。コンロもあり長居したくなっちゃいます。
温かい味噌汁頂戴し、いよいよぶどう峠アタックです。

上り基調なので当然歩き。心拍数が安定してきます。当然、血流も安定し脳内に送り込まれる量が少なくなるのでしょうか、頭がクラクラ・・・
そうです。睡魔君登場です。

強烈な相手で、ガムかんでもダメ。
こんなときは、「歌」に限ります。
最近の持ち歌を大声で歌うのですが、歌詞忘れちゃってムチャクチャです。
結局、学生の頃にギター弾き語りしたモノばかり。
この作戦もそのうちネタ切れ。
次第に睡魔に支配されてきます・・・・

すると、ふっと脇を白いキツネが通り過ぎていきます。
トンネルの壁には、見事なアート作品が描写されています。こんな田舎のトンネルに・・・
幻覚のはじまりです。

夢とうつつを行ったり来たり。ふわふわしたイイ気持ちです。
「あのガードレール乗り越えたら、川に転落しちゃうんだろうな・・・」

ヤバイヤバイ! えーい悪霊退散!

眠さ克服対策は様々ですが、ヒトリだと相当な創意工夫が必要です。
自分の脳は勝手に自分に指令を出し、「いいかげん休みなさい!」と
あの手この手で休ませようとします。

もう一人の自分は意識が飛ばないように必死です。
特にエネルギー不足になると症状は顕著になるので、この区間、コンビニで買いこんだアンパン(ヤマザキの小さく小分けのもの)を食べ続け、

脳内に血流増やすために、強制的に「思考」させるために「歩数」を数えたり、
目標を100歩として、達成したら自分を誉めてあげたりと
あの手この手で覚醒状態をキープしようとします。

でも・・・睡魔にはかなわない。
歩くスピードはどんどん遅くなり、千鳥足状態でローリングしてます・・・

とあるランナーはキッチンタイマー用意して、眠ければ短時間寝る
という作戦の方もいるそうです。

一番効果的なのはランナーさん見つけて、「お話し」しながら乗り越えること。
何人かで「しりとり」しながら乗り越えたというお話も聞きました。

ここの区間、耐え切れず私も他のランナーさんにお声かけして、
自己紹介から始まり、ランネタで話をつなぎ、なんとか乗り越えました。


と、どれほど戦ったでしょうか。「丑三つ時」とはよく言ったものです。
3時を過ぎるともうチョイで夜が明け、悪霊退散していきます。

日が昇り、目の網膜に朝日が差し込むと・・・
「うぉりゃ~! かかってこいや~!」  なんだか雄叫び。
しかし、九十九折の道はどこまでも続き、ココロが何度もへし折られ、いつ峠になるのか頭がおかしくなりそうです。

・・・と

キター!
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5:10到着です(T_T)
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例によって、土田さんのカメラがお出迎え。
エイドもあり、暖もとれます! ありがとー(T_T)

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なんだか疲れ切ってます。
着ぶくれしてますが、インナーはビニール袋四枚重ね。

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たき火、スープが沁みる・・・

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ビニール袋がはみ出ておる!
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ありがとー 土田さん!
いよいよ長野県! そして夜明けなので、イイ節目になり、気持ちリフレッシュで
GO!
・・・とはいかず、「肉刺」の気配。
ずっと歩き続け、いきなりギアチェンジして走ったら、チクチク気になります。

さっそくケア。 靴下脱いで、気になる部分にワセリンをヌリヌリ。
肉刺ができないよう未然に防止です。


【→CP11 227.8km 小海大橋交差点】到着時刻 8:15

いよいよ長野県!眠気解消で元気よくGO!
下り基調なので快調に走り始めます。

走れば、この防寒装置=ビニール袋 は異常に暑く、蒸れてきます。すぐに脱ぐことになりました。
(ありがとうビニール袋くん 君がいなければ峠越えできていなかったよ・・・)

そして、ここは知った場所・・・そう、野辺山ウルトラのコースなんです。

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あの、折り返し地点です(T_T)
ここまでが長いんだよね~。

二週間後、またここに来るのかと思うと、気持ち悪くなっちゃいます(T_T)
(この二週間後に開催された野辺山ウルトラは、結局DNSでした(>_<))

小海へ向かう道も、勝手知ったる道。

【→CP12 251.8km 長土呂東交差点】到着時刻 14:30
ここからは、コンビニが豊富にあるので補給は問題ないです。
問題は・・・暑さ。
熱中症対策で、サプリのほか氷をジップロックに入れて首に巻きつけながらの進軍。
紫外線対策も忘れずに、日焼け止めをキッチリ塗りこみます。

この区間、歩道がせまく小刻みにアップダウン(20センチほどのくぼみ)があり、
意外に消耗します。平坦な道路走りたいけど、結構な交通量。
アップダウンを極力避けて進軍です。

これまで、コンビニの簡単な食事しかしてこなかったので、無性に空腹感が出て、
「絶対にカツ丼喰う!」
佐久市内に入ったところの「かつや」で
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当然、ごはん大盛り。

いやー満足満足(^o^)
こんなに一気に食べれば走れなくなりますが、
ま、いいか!
あと8キロはのんびりウォーキングと決め込みました(^o^)

【→CP13 259.3km 小諸Gホテル】到着時刻 16:14
意外に歩くと長いんだよね~
河岸段丘を越える橋がどれも同じ景色に見えて、飽きてくる。

小諸駅手前のコンビニで食糧調達
プレモル500ml×2、焼き鳥、ハーブチキン、サンドイッチ、牛乳、野菜ジュース)
→ほぼ、おつまみばかり(笑)
(小諸Gホテルは食糧提供無し)
ようやくハーフ終了(^o^)

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ハーフ終了~だ~ ガオー!!!
まだまだ元気。
つづく