あっという間の1週間。
激しい筋肉痛ではなくって、カラダが全体が傷んでしまって
ポンコツになってます。
さて、参戦記の続きです。
「ライトの準備をお願いしまーす」 醍醐丸付近のスタッフの指示でライト点灯。
「いよいよだな・・・」
試走無しで不安は残るが、「コバンザメ走法」なら迷うことはないし、足元も明るく安全だ。
路面もなだらかで走りやすい。遠くには赤く染まる富士山。
・・・淡々と進軍。心拍数は落ち着いてきた・・・
「気持ちイイじゃねーか!」
・・・ふぅ~っ・・・
・・・と、「ぬぉおおおっ!」 第一回目の転倒。
日没とともにスイッチが切れたように、脱力感と強烈な眠気が襲ってきた。
「エスタロンモカ」(眠気ざまし)を早くも投入♪
・・・ん?
目の焦点は定まらない。そして、すうぅっ~と飛んでしまう意識。
全く効果なし!
(後で聞いたが、テンシさんはカフェイン効果高めるため、カフェイン絶ち。)
→朝のコーヒーは欠かしていないので、効果が無かったのか・・・
→クスリをたくさん飲むと「吐き気」に襲われるという情報もあるし・・・
「このままの状態だったら、重大な事故につながるな・・・」
「こんな眠気ちょっとオカシイよ。」
「下山できる体力必要だし早め早めの判断が必要だよ。」
「じゃ、次の浅間でリタイヤしよう。」
もう一人の自分が登場です。
浅間峠(22.6Km)到着~
6時間13分 (時刻 19時13分)
さあどうする!
・・・「ちっと寝てからいくか・・・」 くまさんの気持ちがよくわかりました。
ほんの10分程度でしょうか、まだこの地点では、木の根元に座って仮眠する程度でしたが
「目の焦点が合わない」状態は解消し、少し前向きな気持ちが出てきて
進軍開始です。
懸案の水については、
浅間峠の時点で1.5ℓ下回っていた場合、
日原峠の進行方向右側5分にある水場に立ち寄ろうと思っていたが、
余裕があったのでパスした。
ここから先、土俵岳、笛吹峠、西原峠、槇寄山、と峠を越えるたび、
強烈な眠気に襲われ、
ついに草むらの地べたに直接寝ることにした。
草の香り。ふかふかなクッション。心地よい風。
すぅ~っと意識は遠ざかり、夢を見る・・・何の夢だか覚えていない。
すると、「ドッ・ドッ・ドッ」とランナーの足音に目が覚める。
途中、何ども寝てしまったが、眠気が原因で何ども転倒してしまった。
心も折れたが、トレランポールも折れた。
カーボン製でつなぎ目の部分が折れてしまい、テーピングで補強。
これで最初のカベ 三頭山にアタックすることにした。
亡霊のようだ・・・
三頭山到着 11時間もかかってしまった。時刻は24時ちょうど。
ゴールまで、ここまでの所要時間の2倍と言われている。。。
まだまだ先は長い・・・
つづく