平成元年に郵政省に採用され、以来31年間お世話になったこの組織とも今日でお別れです。
ハンコ押すため、そして辞令交付というセレモニーがあるとかで出勤する必要があり、
最終日の今日、出てきました。
社会人の前半は、国家公務員として当時規制緩和など制度改正に携わり、経済企画庁、内閣法制局への出向は自身にとって、経験値を高め、幅広い人と知り合えた貴重な経験となりました。
後半は、民営化された組織に行くことを選択し、国家公務員の身分を離れ、
日本郵政、日本郵便といった組織で、会社の仕組み作りや、小包分野の切り出しのため、
日本通運さんと、合弁事業の立ち上げに関わりました。
最近では、物販事業の拡大のため、三越さんと合弁事業の立ち上げに関わることができました。
いずれも、刺激があり、やりがいのある仕事でした。
どんな気持ちで自身がこの日を迎えるのか、考えてましたが、
意外にもアッサリ。
次の人生が待っているので、気持ちは既に切り替わっています。
ようやく涼やかな秋晴れとなった今日、気持ちはそれに似て晴れやかです。
亡き父は50代半ばで銀行から出向になり、関連会社に出向したことを思い出しました。
当時、大学生だった私は、 遥か長い道のりをお疲れ様でした
という気持ちでした。
そんな姿を母は照らし合わせたのでしょうか、朝挨拶に行くと、気持ちを込めて
「行ってらっしゃい」と見送ってくれました。
父が当時どういうことを考え、また、家のこと家族のことを考えていたのか、
少しずつわかる年齢になってきました。
社会人から地域人に気持ちをきりかえ、明日から新たな人生の出発です。