さて、今回で話は「しまい」にしたいと存じやす。
子供たちに偉そうなこと言ったって、
職場でキビシイこと言ったって、
所詮、弱っちい人間です。
せっかくのレースを途中で投げ出して、帰ろうとしたんですから・・・
今回のレースを総括すれば、
坂道がキツイなんて言い訳できねーし、
風はそこそこキツかったけれど、
気温が高いからなんて言い訳出来ねーし、
カラダの○○が痛いからなんて言い訳できねーし、
結局、自分との戦いでした。
さて、ゴールまでの道程です。
【55Kmの運命の折返し】
もう、「しまい」にしようと思った折返し地点。
ゼッケンをはずして、棄権しても、すぐそこが最終地点です。
さ、折り返しは、どこだ? と聞くと、
「はいここだぁ〜」
パイプ椅子に「手書き」です
↓
「ん?」
拍子抜け。
こんなところで、棄権すんの?
ま、とりあえず、
バナナ・おむすび・いなりずし・パン・梅干・オレンジ・スイカ・メロン
コーラ・スポーツドリンク
を胃袋にぶち込んで、ストレッチ。
・・・
「エネルギー注入120%!」
「波動砲発射用意!」
気が付いたら折り返して走ってました。
あと、 「フル」 と ちょっと 走ればゴールです。
いつもながら、考えただけで気持ち悪くなっちゃいます。
【55Km〜70Km】
100Kmコースと、65Kmコースのランナーが次々と往路でやってきます。
もう、第一の「折返し」を過ぎてますから
「心晴れやかに」
「ファイトー!」「もう少しで折返し〜!」とエールを送りながら行軍します。
すると、フルに参加の方々もコースで目にするようになりました。
「ん?」
今まではいかにも「ウルトラ」ランナーばかりでしたが、
華やかな「美ジョガー」が
あふれんばかり走っています♪
エンジェルの登場です
「ファイト〜♥!」
「お互いエール掛け合うだけで」
今までの苦しみがウソのように「吹き飛んで」しまいます。
メアド交換して合コンセットしちゃおうか
なんてバカなこと考えるうち、
痛みも苦しみも吹き飛び、
完全復活するのでした!
【〜75Km】
「折返しまだですか〜」
「もうちょっとだよ〜 頑張れ〜!」
こんなエールを折り返してくるランナーと交換しながら、ようやく75Km地点の最終折返しに到着しました。
折返しで、スタッフの方に「きつすぎるよ〜」とグチをこぼすと
「ハハハァ〜(笑) グルグル往復はみんなキツそうだね〜」と満足げです。
「じゃ、写真撮って」ってことで。
バナナ、オレンジ、パン、梅干を腹にぶち込んで、ようやく
心 晴れやかにゴールを目指せます!
もう、今までのことが「なかったような」晴れやかな顔をしてます。
【75Km〜85Km】
残りは下りと平坦な道だけになりました。
残り25キロ。ムチャクチャ元気です。
単純なモンです。男は。
と、前を走る(歩く)は、ヘ○タイ界の貴公子こと「がっちゃごん」
右の方です。
写真は「奥武蔵ウルトラ77Km」のときのモノです。
歩いているガッチャごんに
「あれ?足痛いの?」
「ハラが痛くって・・・」
「どうした〜」
「寝不足で、やられちゃった〜」
「がんばれ!」とお互いエールを送り、先を急ぐのでした。
いつもなら、ウルトラで軽く抜かされていくのですが、今回は
コンディションが悪かったみたいです。
【85Km〜100Km】
先ほどのパイプ椅子「折返し地点」にようやく戻ります。
「あきらめないでよかった!」
応援の方々からもエールが送られます。
涙が溢れてきます。
と、フルのゴールを目指す
「美ジョガー」さんたち
が、次から次へと歩いています。
次々にロックオンすると
すれ違いざまに
「ファイトー♥!」
なので、こんなにラップが上がりました。
後半なのに・・・
どこから元気が湧いてくるのでしょう?
不思議なもんです。
ウルトラって。
95Km以降は、なぜかフルを走る女性の方々も見かけなくなり、
めっきりタイムがあがらず・・・
でも、キロ8分までは落ちずに・・・「ベタベタに歩かずに」
上りの坂道も走り続け、ゴール!
10時間47分
198人出走して40位 自己ベストでのゴールでした。
関係者の皆様、猪苗代のおっかさんたち、高校生のお手伝いのみんな
そして双葉町のボランティアの方々
ありがとうございました!
風評被害にめげず、「ファイト!」
時々走りに行きますね!
終わり