昨年初参加して、「精神的にキツイ」大会という印象があるのですが、
ウルトラで(普通のレースでもそうですが)、ニガテな順にいうと
①グルグル系 ・・・磐梯ウルトラ(同じところを1部二周)
②行って来い系 ・・・野辺山ウルトラ(大きく1周・同じ道の往復あり)
③行ったきり系 ・・・えちごくびきの(スタートとGが違う)
で、この大会は、
・グルグル系の要素
湖を1周だけですが、またここに戻ってくるのね~
・行って来い系
延々と下る坂道を、また戻ってくるのね~
がミックスされている上に、
湖のはるか先を走るランナーが見えるので、
後半戦は、気持ちがボキボキに折れてしまいます。
後半戦です。長文ですんません
【60Km→80Km】
西湖を左手に眺めながら走っていると、くまさんに抜かされていきます。
さすが、ペースが軽やかです。
この時、まだ、引っ返してリタイヤしよう・・・などと考えておりましたので、気持ちを切り替えるため、少しくまさんに引っ張ってもらいました。
さて58Km地点野鳥の森公園の名物「うどん」にチカラをいただき、
後半戦突入です。
西湖から精進湖までの道は、往復のランナーが同じ歩道を交互通行しますので、激突注意です。
青木ケ原の樹海を左手に見ながら、坂道を下りきると、精進湖が右手に見えてきます。
60Km地点(復路の85Km地点)の坂道が、復路のランナーの心を打ち砕きます
10:55 精進湖
↑ この時点で、「痛み」は感じてません。
「ボー」っとしながら、淡々と進軍。
得意の「ロックオン走法」も、前後にランナーがおりませんので
不発です。
そして、本栖湖到着 69.8Kmポイントのトランジットがあります。
ここの名物は「カステラ」。
コーラでカステラ2個を胃袋に流し込み、
足の痛みが気にならないので、即座に出発。
そうそう。去年、この69.8Km地点で、
「ん? ということは・・・」
「残り、フル(42Km)を走るのかよ~」
チーン!
と、なってしまいましたので、
決してこんなことを考えてはいけません。
淡々と、
「10Kmを積み上げていくんだ」
これに限ります。
本栖湖は、100Kmコース・72kmコースのランナーさんは走りませんので、
より一層閑散として、寂しいくらいです。
大声で歌を歌いながら走らないと「飽きて」しまいますが、
消耗を最小限にするため、「淡々」と進軍です。
そして、はるか先を走るランナーさんが対岸を走る姿を目にしますが、
決して「見て」はいけません。
「まだ、あんなトコロまで」
という気持ちで、「ボキッ」とくるだけです。
【80m→100Km】
サクッと精進湖1周して、再び「カステラ」エイドに戻ります。
と、気がつくと、嬉しいニュースに気がつきます。
リュックの余ったヒモに、10Kmごとの「到着目標時刻」
を書いているのですが、
少しづつ到着時刻が早くなっています
おお~!これはイケるかも
ついさっき、エイドで、
やず○の「にんにく卵黄」
を試しに注入したせいでしょうか、ムクムクと意欲が湧いてきます!
さあ 90Km地点到着!
イイ響きですね~
「きゅうじゅう」
昨年もこの言葉を噛み締めましたが、先が見えてきました。
昨年と大きく異なる点は、
とにかく10キロ走って、痛みが出たらリタイヤという気持ちを積み上げたので、
「ボキッ」と心が折れることはありませんでした。
10キロごとの計測器に乗ることが、楽しくて・待ち遠しくて、淡々と距離を積み上げていきます。
【100m→G112Km】
昨年は、ヘロヘロになった復路の西湖・河口湖も、淡々と進軍できました。
何より、102Km過ぎから延々と続く、最後の「上り坂」ですが、
昨年は、全行程「歩き」だったのですが、
今年は、一部歩いたものの、走れるところは「走る」ことができました。
そして
どうにかこうにか自分を「だまし」ながら、
運がよかったことに「痛み」が再発せずに・・・
ゴール 12時間10分でした
おしまい
今回改めて感じたこと・・・それは、
「あきらめない」自分の気持ち
そして支えてくださる皆様への「感謝の気持ち」
でした。
長々とお付き合いありがとうございました。
来年参加の方々のご参考になれば幸いです。
【参考】
後半、キロ8分まで落ちるかな~と思ってましたが、
今年は、60Km以降、落ちずに通すことができました。
最後に
大会関係者のみなさま
ボランティアのみなさま
周辺にお住まいのみなさま
走らせていただいたことに感謝です。
凍えたカラダに、あの「味噌汁」は最高でした!
ありがとうございました。
もちろん家族にも感謝。