今日も走ろう!

ロング好きのランナー ですが故障からの回復にもがいています

無念DNF 2015ウルトラトレイル・マウントフジ  その5

今になって思えば、もっと走れたのでは・・・
ふっと そんな思いがよぎります・・・


さて、続きです。
送電線の下を走るルートから茂みを抜けると、突然
粟倉のエイドが現れました。

やばいな・・・50分近く遅れてしまった・・・
想定時間はやはりもっと余裕をもっておけばよかった・・・

このエイドでもかなりの方がリタイア申告しています。

しかし気持ちは前向き、前進あるのみ!
食欲もあって、手持ちのランチパックをガツガツ食べ出動です。

⑦ →こどもの国
  ここからはダラダラと上り基調の林道です。
  普通なら楽勝で走れる緩やかな上りが走れません・・・

  林道で、歩きやすい・走りやすい  → 次第に心拍数が落ち着き、気持ちが落ち着いて、あれこれと考え始めます。

  ドロドロの顔なんとかしたいな・・・手もドロドロだ・・・
  先をゆくランナーは、道路の水たまりで手を洗ってます。

  自分との対話が始まります・・・
  「もう、あんなキケンな目にはあいたくないよ」
  「太郎坊は走ってないからよくわからんけど、杓子山は確実にドロドロな
  すべり台だろうな・・・」

  「怪我なくここまで来ることができたのが奇跡」
  「このコンディションじゃ怪我のリスクが高まる・・・」

  こんなことを、あれこれ考え始めてしまいました。

  出した結論は、

  この雨のコンディションで、山岳地帯で転倒するリスクは増すばかり。
  体力的にも、リスクを回避できる行動ができる状態ではない。
  したがってリスクコントロールできない以上、
  体力のあるうち棄権しよう。

  ということで、スパっと気持ち切り替わりました。
  残念だけどしょうがない。
  怪我なく帰ると約束したし・・・

  時間は8時ころでしょうか。
  ランナーズアップデートでくまさんの状況確認してみると・・・  
  ステータスが更新されていない・・・苦しい状況なんだな・・・

  よし!youさんに報告しよう!
  ということで、電話で「リタイヤします!」の報告。
  (この後、youさんはSTY参戦)


  雨はしとしと降り続いています・・・
  
  気持ちが真っ白になってしまいました。

  こどもの国から折り返すランナーとすれ違い、声かけあいます。
  が、ちっとも気持ちが回復しません。

  
  A4 こどもの国   到着   9:28  (予定)  9:12

  50分のビハインドが16分まで短縮できました。
  でも、おしまいです。

  リタイヤ申告し、チップを外された瞬間、スーッと魂が抜けていくのが
  わかります。

  「お疲れ 自分」

  行程の半分80キロで終了です。20時間28分の旅でした。
  STY(静岡 to 山梨) ではなくって、YTS(山梨 to 静岡) だな
  と、自分を納得させました。

  果たして自分の判断は正しかったのか。
  時々悩みますが
  山岳地帯での経験値が圧倒的に不足していると痛感。
  
  後日の筋肉痛は、ロードでは出ないような小さな部位の筋肉痛に
  悩まされ、老人が転倒するように、踏ん張りがきかなくなっていました。
  これも、経験値が不足しておりました。
  
  コースミスを二回してしまったことも、経験不足。
  地図読みをしっかりして、ポイント・ポイントで気をつけるべき分岐を
  事前に整理しておくべきでした。

  と、いうことで、UTMFの記録は終了です。
  半年にわたり、合宿・日帰りで指導していただいた、くま師匠、youさん、山男さん
  この場にて改めて感謝申し上げます。

  そして、UTMFには改めて敬意を払いたいと思います。
  よくぞ、このような大規模でロマンに溢れた大会を開催いただきました。
  お世話になり、ありがとうございました。

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    いつの日か、ゴールしたいです!

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初心に戻って一から出直し!





おしまい