書き忘れていた備忘録を、大会事務局から送られた
「跳び賞」の「どぶろく」が思い出させてくれました。
その「どぶろく」を今日は飲み干し、イイ酔い心地のまま思い出を書き残すことにしました。
【80キロ→90キロ】1:20'26
80キロからはほぼフラットなコースです。
稲刈りの終えた田園風景を見ながら、延々と続きます。
後ろから、自動車がバンバン来るのと、
轍にたまった雨を避けながら走るので、足元注意するのに
結構、ヘロヘロになった試行回路を使います。
このとき、雨が結構降り始めたのですが、
雨よけを取り出すことも、おっくうになりながら、
ダラダラと行軍します。
すると・・・カラダに変調発生!
踏ん張りきかずカクン・カクンする・・・
右足を踏み出すと、カクンっといって踏ん張りがきかない。
なんじゃこりゃ~
と、降りしきる雨の中、かつての「太陽にほえろ」の
「松田優作」よろしく、ガクンと崩れ落ちます。
歩いても「カクン」というので、思い切って
立ち止まりました。
念入りに、股のスジを伸ばします。
が、「走れません!」 ヤバイ!
ヨタヨタ歩きながらの行軍です。
野辺山ウルトラの後半10キロで、ベタベタに歩いてしまった反省から、
ゼッタイ後半は歩かない!と誓っていたのに、なんてこったい!
でも・・・沿道のおばちゃん・おじちゃんが、「がんばって~」と声かけてくれます。
子供たちがハイタッチしてくれます。
家屋の2階から声かけてくれます。
地域のエイドは暖かく迎いいれてくれます。
少しでも「走ろう!」と、一旦消えかけた思いを再び奮い立たせてくれました。
(今回、ありがたいな~と、ここでウルウルときてしまいました。)
【90キロ→100キロ】1:16'15
あと、10キロです。
ウルトラは、ここからが勝負。
自分自身の中で自問自答します。
「もう歩いても完走だよ」とか、
「なんで走らないのだ」とか、
弱ったときに、自分自身がためされる感じです。
選んだのは、
「走る」でした。
支えてくれたのは・・・
食欲・・・
名物海賊汁
冷えたカラダにしみた~
ゴール手前では、夕闇がせまります。
スタッフといっても、地域で協力している中学生でしょうか、
迎え火のようなキャンドルを沿道に点灯してくれてます。
なんとすばらしい企画! 涙でちゃうよ~
痛みも忘れて、ダア~ッシュ・・・なんとかゴールです。
新たに自分自身には課題がありました。
しかし、なんといっても
地域の方々に元気をもらいながら、走ることができたこと。
これが印象的でした。
地域の方々・主催者の方々に、感謝を申し上げ、締めくくりたいと思います。
ありがとうございました。