ベッタリとした大腿四頭筋の激痛が抜けませんが、
ようやく朝ランで10Km走れました。
さて、続きです。
【30Km→50Km】
全く楽しむことができません。
ボーッとした感じで、上り坂では意識が飛ぶ感じ。
千鳥足で、目をつむって歩いています。
相変わらず喉の乾きで、エイドの給食がノドをとおりません。
今まで経験したことのない体調。
足、心肺、内蔵とも大丈夫なのに、意識がおかしい・・・
【第一の決断】→「よし、次の八峰の湯でリタイヤにしよう」
決めた瞬間、気持ちが楽になりました
そのとき、自分の中でこんなことを考えておりました。
「そうそう。それでよい。シャレにならん状況だ。」
「明日の会議は休めないんだから、大人の選択だよ。」
「温泉エイドだし、ゆっくり入って、ビール飲んで、日頃の疲れを癒せばイイじゃないか」
→ 全会一致で可決成立 ・・・しそうなところです。
Naoki -もうひとりの自分
「せっかくここまで登って来て、後は下り基調だよ!楽しみはこれから!」
次第に、42Kmポイント 八峰(ヤッホー)の湯 エイドに近づきます。
声援が多くなりますが、応える気力もなく、「ムスッとしたまま」通過・・・
全く余裕なし。
ハイタッチにも反応できません。
さあ、どうする・・・どうする・・・
左に折れれば。ここで「おしまい」。 直進すれば、「継続」・・・
↓
もうちょっとだけ逝くか・・・
優柔不断だな・・・
ということで、レース続行することにしました。
下り坂でもあり、消えかけた炎は、少しだけ復活したようです。
富士五湖でワンパターンなポーズばっかりだったので、
いろいろ考えましたが、、、イマイチ・・・
うーん
これも、ありきたりだな・・・
というより、何も考えてなかった・・・
前半戦を振り返れば、40キロまでは、明らかに
前年を各10Kmラップそれぞれで約10分遅れです。
・・・しかし、下り坂の40Km以降は、昨年を上回るタイムに・・・
【50Km→70Km】
ボーッとしたまま、50Kmエイド 名物の「そば」です。
食欲がないのと、行列なので、パス!
オニギリだけ頂戴して、さっさと出発。
いつもなら、地域のエイド設営の皆さんとお話するのも楽しみなのですが、
全く余裕なし!
さあ、後半戦へ突入です!
手のシビレは相変わらず。しかし、前半戦の意識が飛ぶような
感覚は少しづつ解消されてきました。
低血糖だったなのかな・・・
原因はよくわかりません。
次に目指すは、北相木村58Kmポイントで、先行するランナーさんと
すれ違うことができるポイントです。
お! さすがのくま師匠が軽やかにすれ違います。
帰りには、mamaちゃんにすれ違います。軽やかです(初ウルトラですごい)
さあ、これから、15Km馬越峠まで登り(前半は緩やか・後半は激坂)が続きます。
ちょっとキツイ箇所は歩きます・・・歩きます・・・
すると、前半戦のフラフラ感、意識が飛ぶ感覚がまた襲ってきます。
目をつむって歩いていると「気持ちいい」
一体何が原因なのか?
①ロキソニンの副作用
②低血糖
③今の病気(頚椎椎間板ヘルニア)
これが考えられますが、「打ち手」がありません。
ほとんど登りばかりなので、ベタベタに歩きます。
千鳥足でフラフラ行軍です。
途中、カベを支えにしなければ、足がおぼつかない状態まで
おかしな状態になってしまいました。
【第二の決断】→ 滝見の湯エイドでリタイヤしよう。
原因がわからない不安があったのと、この先の馬越峠を
越えられるかどうか不安があったので、決心しました。
「まあ71Km走ったし、十分だよな。」
「温泉入って、マッタリして、ビール飲んじゃおうよ!」
「デカフォレスト(10回完走)には遠ざかるけど、また来年あるし!」
温泉エイドの誘惑が続きます。
71Km滝見の湯エイドです。
ヘロヘロな顔。
食欲がなく、そばも喉を通らない。
ゆっくりトイレで休憩して、棄権の申告をしにテントで寝転ぶ同士のもとへ・・・
(もうひとりの)Naoki
「さあ、あの毛布にくるまれれば全てが終わるね♪」
「だけど、ここで態勢整えて、あとは歩いてもゴールできる時間だけど、どうする?」
時計を見れば、14:00ジャスト
制限時間まで5時間あります。あと約30Kmです。
キロ10分で歩いて10Kmあたり1時間40分
これが3本分で、5時間キッカリ。
弱った頭にはキツイ時計算も、このときは珍しくサッと計算できます。
↓
逝くか・・・