ふとんの温もりに、朝ランできなかったみなさま。
がんばりましょ!
レース中に、ブログのタイトルは「悶絶」に決まりだ!
と決めておりましたが、
今日になってみますと、苦しい思い出は早くも風化してきております。
忘れぬうち、備忘録です。
さて、ロードなら相対評価できますが、
トレイルはなかなか比較ができません。
無理やりですが、ちょっと比較してみましょう。
神流ロング 40Km 累積標高差 2,976m
野辺山ウルトラ 100Km 累積標高差 1,498m
じゃあ、1Km当りに無理やり割り算すると
神流ロング 74.4m
野辺山ウルトラ 14.9m
いやな予感がしてきました・・・
【スタート】
スタートでは、各大会で入賞が続くランさんにご挨拶。(今大会でも年代別優勝)
mamaちゃん、お初のあちらさんともご挨拶を交わし、号砲とともにスタートです。
2.8Kmは市街地を走り、街の皆さんにハイタッチしながら、まだ余裕。
斜面に点在する民家を抜け、すぐにトレイルへ。
いや、歩きます。
ただ、「走れなくもない上り坂」です。
頑張れば、走れるのです。
「みんな歩いているんだし、歩こうよ」
いや、「これじゃいかん」
「距離長いし、故障したりしちゃ大変。歩こうよ」
いや、「今年のオクムでのがんばりが無駄になる」
「再来週はつくばがあるし、無理することないよ。歩こうよ」
いや、「ここで刺激を入れにゃ~」
ホントの激坂だったら割り切って歩けるのですが、
ビミョ~な傾斜なのです。
ひとりゴチながら、もう一人の自分との戦いです。
なので、ウルトラの時と同じように、
100歩指折り数えては「走り」、
100歩指折り数えては「歩く」を繰り返します。
毎回思うのは、「体重軽けりゃもっと楽なのに・・・」
無理して走り、心臓の音が耳鳴りみたいに聞こえ
汗はドバドバと・・・
「はあはあ・はあはあ・・・」と、ロードではありえ無い呼吸が
いつまでも続きます。。。
何時間経ったのでしょうか、パッと視界が開け、林道へ。
おお~「りん・ど・う」
イイ響きです。
砂利道だけど、なんて走りやすいの~(ハート)
ようやく、第一エイドに到着。
(9.8Km地点で、1時間41分)
コーラ・バナナを補給。
ハイドレは重たくなるので、補給しませんでした。
さあ、いよいよ前半のピーク
御荷鉾山(みかぼこやま)までの激坂。
割り切って「歩ける」ってなんて幸せ~
御荷鉾山山頂からの眺めは・・・
ガスっていて見えません。
と、遠くで「ヤッホー」と聞き覚えのある女性の声!
おっと! いつもお世話になっている「女将さん」じゃないですか~
(知る人ぞ知るネタです。雁坂などで元気頂戴しました~)
御荷鉾山山頂でゼッケンにスタンプ押してもらいます。
ここから、次のルート最高地点(標高1,500m)まで、林道とトレイルを交互に走りながら、ゆるゆると上っていきます。
野辺山前半のゆるい上り坂のような林道が続き、
しばらくすると、トレイルに誘導され、眼下に林道を見ながら走っていると
また林道に誘導されます。
林道とトレイルをあざなうように走ります。
(18.3Km地点で、3時間11分)
「もっとスピード出せや?」
「いやいや、ちょっと疲れたから・・・」
「周りのペースに合わせすぎじゃねーか?」
「いやいや、足が重いよ・・・」
ただ、少し余裕が出てきたのでしょうか。
木々の甘い香りがここちよく感じます。
市販の香料では例えようのない、木々の甘い香り・・・
鼻腔で感じるというより、皮膚全体で味わう感覚
目一杯吸い込んでやれ~ うーん・・・幸せ~
【20キロ地点】
時計を見ると、中間地点で3時間30分ジャスト。
やばい!急がねば!
ロードとトレイルでは、あまりにも違いすぎる時間感覚です!
と、ここまで、女子にはサクサク抜かれてきました。が、
短パンと半袖に、腰ポーチにボトルという軽装の女子に抜かれます・・・
キタ━(゚∀゚)━!
ロックオン走法開始~
ただ、ロードと異なり、追いつこうにも追いつきません。
ぜぇぜぇ~ ハァハァ~ まてぇ~
「悶絶」です。。。
しかし、女神ははるか彼方に遠ざかっていくのでありました。
ちくしょう!いつの日かダイエットして追いついてやる~!