飲んだくれて寄り道している場合ではありません。
筆を走らせましょう。
【20Km中間地点→25Km白髪山】
「ぬぉぉぉお~・・・」 と頑張ってみたものの、
女神に軽くパスされて、心が砕け散って、歩いてしまいます・・・
走らねば・・・
「いち・に・さん・・・」と、数えながら100歩 走って、100歩 歩きます。
ここから、赤久縄山(1522m)→白髪山(1521)に向かいますが、
標高が高くなるにつれ、気温が下がってきました。
スタート時が5℃くらいだったので、0℃に近くなっているのでしょうか
手がかじかんで、動きません。
手袋はロード用のコットン生地のものでしたが、厚手のものを持って来るべきでした。
パラパラと雨も降ってきた・・・予報では夕方から雨のはず。
(白髪山山頂)
さあ、ようやく山頂です。
アバウトに記憶した地図では、ここから下りのみ!
さあ!下り坂を楽しもう~!
と思ったら・・・
「ぬおぉぉぉお~」 激しい下り坂が延々と続きます・・・
【白髪山→倉持集落】
「あそこは落ち葉でフカフカだけど、木の根がありそう!」
「あの右カーブは、バンクを利用して曲がっていこう!」
次から次へと変わる坂道に、集中を切らせることができません。
勘弁してよ~ もうちっと、緩やかな坂道にしてよ~ ・・・弱音を吐いても
しかたありません。
わかっちゃいるけど、前傾姿勢になれず、なんども尻餅つきそうになります。
と、前を走っているランナーが急に姿を消し・・・「でんぐりがえし」
ヒョエ~・・・・気を付けねば・・・
と、こんなトコロに祠があります。「御僧様の祠」とあります。
さ、先を急ぎましょう。
下りは得意です。
ガンガン逝きます! 前を走るランナーを次々ロックオンしてはパス!
気持ちイイっすね~
が、一気に負担をかけたせいか、右足ヒザの痛みが出て思うようにスピードがだせなくなってきました・・・
ここで形勢逆転。先ほどパスした女子が、熊鈴を「リンリン」鳴らして
追い上げてきます。
ちくしょう~負けるもんかぁ~
まるで、高速道路の追い越し車線でパッシングして追い越したはイイが、
逆に「あおられる」 あの感じです。
「りんりんりんりん・・・」 まるで 「どけどけ。どけどけ。」と聞こえます。
うー勘弁して~ うぅぅ~「悶絶」
初心者の私は気がつきました。
熊鈴はパッシングライトみたいなもんでしょうか。
バトルを繰り返すうち、パッと視界が開けます
倉持集落までもうちょっと。
つづく