今日も走ろう!

ロング好きのランナー ですが故障からの回復にもがいています

川の道2019 その7

前回は、どんな世界がまっているんだろう 
と、わくわくしながら走りとおした。 
今回は、気づけば前回の自分との闘いになっていた。 
正直なところ、今回のレースは前回に比べて楽しみを感じられているか? 
というとそうでもない。 

前回との比較という「ツボ」にはまらなければ、もう少し楽しめた気がする。 

さて、ブログもラストスパート。 

 

⑧長岡大手門(3:00)~ホンマ健康ランド(ゴール)(15:15)  
起床は2:30。3:00出発。久しぶりにしっかり眠ったのでリセットされフレッシュだ。 
ホテルのある長岡駅から大手門交差点へ向かう。繁華街なので酔ったヤカラが多い。まだ深夜だもんね。 

よし!スタート! まだ肌寒く、コンビニ雨合羽装着。 
前回より1時間早く出発だ! 
ただ足は終わっている。ヒザの痛みが気になるので歩き。 

黙々と歩き続ける・・・ 
昨日、西方に沈んだ夕日。沈んでくれるなと願うばかりであったが、 
白みはじめた東の空。カラダにエネルギーが満ち満ちてくるのがわかる。 

460kポイントにて朝食。朝ランで冷えてしまったのでカップヌードル。 
すっかり日が昇り、前後にランナーさんが見えるようになる。 
ハーフのランナーもよく見かけるようになり、エール交換。 


②8:09(8:00) 三条大橋南詰 
もう前回の自分に抜かされる。これではくやしいので少しずつ走りを入れる。 
ガーミンで平均速度とにらめっこ。キロ10分を維持するように、走りと歩きを混ぜる。 
前回の自分に負けたくない。 



燕三条からフルーツ・ぶどう畑を抜けていくこの地帯は景色に変化があり好きだ。 
いよいよ地獄の直線ロード。対策は携帯ラジオ。ラジオに耳を傾けるが一切頭に入ってこない。 
しかし気がまぎれる。あっという間に切り抜ける。 

走りを入れているので、時々ランナー抜かす。 
「足つらそうですね。大丈夫ですか?」 
「足むくんで走れないです。このクーリッシュで冷やしながらです。」 
「であれば、コンビニで氷買って袋を余分にもらってアイシングしたら楽になりますよ。」 

こうした会話も川の道ならでは 


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日差しが次第に強くなり、集中力を削いでいく。 
と、何もないこのエリアで私設エイド。いちご頂戴する。感謝感謝。 

くまさんから電話。気がまぎれるしパワーいただく。 
次第に走れるようになる。10歩歩いて10歩走るを繰り返すうち、次第に走りが多くなる。 
どんどんランナー抜かす。 
青ゼッケンのランナーさんに驚かれる。お互いにエール交わす。「もうすこしですね!」 

黄金団地 すごい名称だ。 
コンビニピットイン。サンドイッチ・牛乳買って速攻で出る。歩きながら食事。タイム気になる。 
ひたすら走る。ここでもガーミンとにらめっこ。 

③13:11(13:38) 大野大橋南詰 
いよいよリーチ。よくここまで来たもんだ。 
ん?気が付けば水がない。 
ここは贅沢してモスバーガーにピットイン。ドライブスルーで注文してもシャレていてよかったが 
店舗入りカウンターでオレンジジュース注文。 
お客さんから異様なものみるような目で見られる。 

いよいよ信濃川の土手に出る。 
ここからは全て走ろう!ランナーさんとすれ違い挨拶をかわす。応援いただく。 
青ゼッケンランナーが倒れこんでいる。痛みがあるようでボルタレンを分ける。 

涼やかな風が草の香りを運んでくる。鼻孔をくすぐる。なんて幸せなんだ。走るってすばらしい。 
この達成感をどう表現したらいいだろう。 
このビクトリーロードの対岸がゴールだが、まず直進して海に出て通称「川の道岬」を経由する。 

そうだ。川の道ランナーはこの至極の時を味わって、ハマってしまうんだろう。 
いよいよ川の道岬が見えてきた。スタッフが手を振って迎えてくれる。 


自然と涙がながれる・流れる。ほっとして力が抜ける。ありがとう 全てにありがとう。 


④14:26(15:17) 川の道岬 
前回の自分を上回ることができた。 
スタッフさんと撮影大会。 


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ここからは、歩き。 
ランナーさん抜かす。足の痛みに悶絶しているが、笑顔が爽やかだ。ランナー同士エールを交わす。 
みんな笑顔。やりきった笑顔は神々しい。 


⑤15:15(16:07) ホンマ健康ランド 前回を約1時間上回る。 
走って元気にゴールイン。517Kの旅が、ここに無事終えることができた。 

126時間14分 


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結局、何のためにこのレースに参戦したのか。そして、このレースは自分にとってなんだったのか。 
申し込んだときは、「あの感動をもう一度」と思い、ポチッとしたように記憶している。 
しかし、今回は「前回の自分を超えたい」というヘンなツボにはまってしまった。 
でも、それはそれでよい。 

このレースを通じて、いい時も辛い時も、イヤというほど素の自分と向き合うことになる。 
でも前に進む。そんなとき本当の自分の姿に出会える。 
・・・これがこのレースに参戦する理由なのかもしれません。 

館山代表はじめスタッフのみなさまに感謝 
私設エイド出していただいたみなさまに感謝 
応援いただいたみなさまに感謝 
家族に感謝。 

みなさまのおかげで、走ることができました。ありがとうございました!