いよいよ本日川の道がスタートです。
川越スタートに変更して笹目橋まで走って、いつものコースに合流するなど、
現在の緊急事態宣言に一定の配慮をした変更は、影に大きな努力があったものと思われ、敬意を表します。
この日のために治療に専念してきましたが、残念ながら間に合わず、また次回以降のチャレンジと相成りました。
このレースは自分にとって特別なものがあります。
距離もそうですが、いままで経験したことのない位、自分自身と向き合う時間が長い。
普段だと、1日のうち、仕事に忙殺される時間、家庭に戻れば雑事に振り回される時間、そして自由な時間・・・自分自身と話をする時間などありません。
しかし、このレースはタップリと味わえます。
特に100Kmを過ぎると、集中力が欠け歩きが多くなり、睡魔に襲われ、
「どうする自分!」という場面が増えてきます。
例えば、ダラダラ歩くなら小休止して仮眠してからスタートしよう。とか、
足裏がチリチリきたので、どのタイミングで「肉刺」のチェックしようとか、
雨が降っていれば、靴下の交換いつしよう・・・などなど。
初日からこんな具合ですから、4日目、5日目あたりは頭がおかしくなって、独り言がガンガン増えてきます。
でも、極限状態に近くなると本当の自分が現れる。
レース終盤になると、「生かされている」とか「走らせていただき感謝」とか、
まわりの皆さんのおかげで、こんな贅沢な時間を過ごさせていただいていると、自然と涙が出てきます。
宗教の信仰心はあつい方ではありませんが、終盤には、いろんなものに自然と手をあわせて、「ありがとうございます」という気持ちになる。
不思議なもんです。これが私にとって特別なレースである理由です。
埼玉との県境にある笹目橋に行って応援しようかと思いました。
しかし今日は スタートを静かに見送ろうと思います。
あの海が間もなくの土手に上がったとき、鼻をくすぐる薫風。
(荒川のそれとはハッキリちがう香り。)
疲れているはずなのに、もっと続いてくれと、気持ちは跳躍。
(エンドロールが流れるが、終わってほしくない・・・)
またいつか必ず!
今日の足の痛み具合
2日前までは、階段上り下りは手摺必須。靴を脱ぐ際、左ひざ内側の神経に激痛。
つねにビッコ。
もう涙が出るので、ついついロキソニン湿布薬を貼ってしまった。
痛みを誤魔化すだけなのであまり使用したくないが、
今日は、階段手摺無しでOK。気がつけば靴を脱ぐ際の痛み無し。
ちょっと前進なのか、ロキソニンのおかげなのか・・・