山登りといえば、高尾山しか経験がなく、
トレランといえば、宮沢湖駅伝。
コンディション最悪なので、準備不足を後悔してます。
雨具→ ゴミ袋に「穴」開けただけのもの
手袋→ レースでもらった「おまけ」
ライト→ 持たず
こんな「生半可」な装備のまま、登山口に突入します。
【登山口→中腹】
巨大な倒木を横目に、「ヤバイ」とビビリながら、登りはじめます。
気がつくと、先行するランナーはいますが、後続がいません。
降りしきる雨。
そして足元が悪い中、当初の目標はすっかり忘れ、
→迷子にならない
→ケガしない
と、完全に「守り」に入るのでありました。
先行するランナーさんは、マイペースでサクサク走り、
涙ながらに、必死についていきます・・・というか早歩きです。
・・・涙も枯れ果てたころ、先方でなにやらヒトの声がします。
・・・なぜか「渋滞」
豪雨で、沢の流れが急になり、
丸太だけを組み合わっせただけの「橋」は、
「平均台」と化して、
「障害物競走」のような様相を呈してきました。
【中腹→山頂】
スタートから山頂まで、たったの「6キロ」しかありません。
人生で、こんな苦しい「6キロ」は初めてです。
→なぜか。
「中腹」である程度、「集団」で走っていましたが、
当然、「守り」で走る私は軽々と追い抜かれ・・・
「独りぼっち」になっちゃいます。
一歩踏み外せば、奈落の底だし、、、
「万が一」のことがあれば、マイホームローンは残ってるし、
反抗期の子供たちの養育にイロイロかかるし・・・
様々なことが頭をよぎります。
そうこうしているうち、「森林限界」というのでしょうか、
高木がなくなってきます。
ようやく、
雁坂峠到着です。
ただ・・・
行程24キロのうち、6キロしか消化してません。
(ここまで2時間弱)
本当の地獄はこれから始まるのでありました。
続く・・・