いよいよ今週末は野辺山だというのに、まったく緊張感なく、どうしたもんでしょう。
なので新鮮味を与えるため、今回は電車でアプローチして、テント泊することにしました。
(野辺山は駅チカだし、会場目の前にある芝生の公園が利用できるので)
初テントなので、こちらのほうがワクワクです。
さて、筆を進めます。
睡魔菌とダラダラと格闘するうち、3時間の仮眠時間をとるのを忘れ、
気が付いたら朝になっていました。
朝日を浴びると不思議なもんで、いちおう目が覚めます。
秩父駅から大滝までの道は、雁坂142Kで逆方向から走ったことがある道です。
コンビニがありません。
ここで、キッチリ補充すべきなんですが、
朦朧としていたせいか、何をするのも面倒になり、
おにぎりなどのエネルギーを補充せずに進軍してしまいました・・・
こまどり荘まで30Km以上もあるのに、大失敗。
軽いガス欠状態のまま、ベタベタの歩きが続きます。
走ろうと思えば走れる程度の上り坂。
当然、ガンガン抜かれていきます。
「みんなすごいよ。ここまで来て走れるなんて・・・」
「大滝温泉まであと5Km」
元気なら30分もあれば楽勝なので、やたら長く・遠く感じます。
トボトボ・・・トボトボ・・・ ベタベタな歩きです。
川に架かる橋にさしかかった時です。
川ははるか下をゴウゴウと流れています。当然、高所恐怖症の私は
直視することができません。
朦朧としているせいでしょうか、、、橋が揺れています。
(揺れているように感じます)
「かんべんしてくれ~!」腰が砕けて座り込みたくなります。
できる限り橋の中央部分を走りたいのですが、トラックが猛スピードで
突っ込んでくるので、端を歩かざるをえません。
「ヒョエー・・・」
ってなことを繰り返し、
ようやく大滝温泉到着。
トイレ、水を補給し、じっくりストレッチして出発。
そして、、、私にとって最大のボスキャラの出現です。
ループ橋!
ゆらゆら揺れてます。
トラックが通るたび、波打つように揺れます。
(本人の個人的な感覚です)
意識が朦朧とすると、不思議なもんです。
視界には、はるか下を通る道が見えてきます。
「見るな~ 見ちゃだめだ~」
自分の視野を手で覆って、目の前の歩道だけ見るようにして
腰砕け・へっぴり腰のまま進軍します。
ホントおバカな話でお恥ずかしい・・・
CP8 中津川方面分岐到着。3時間あった貯金を食いつぶしています。
チェックポイントにはSAJのエイドがあり、バナナ・ジュースをいただきます。
トンネルをいくつか通り抜け、中津峡へ。
芽吹いたばかり新緑のトンネルが延々と続きます。
こうした景色の変化は、ロング走の醍醐味・楽しみですね。
次第に荒川の源流へ。
「ドドドーっ」という川のとどろき。
まさに「荒川!」
この後わかるのですが、千曲川の流れは源流であっても
「サラサラ~」というイメージ。
この2本の川の違いをカラダで感じることができ、
「川の道」レースの魅力の一端に触れた気がした。
そして、いよいよこまどり荘到着~
「おふろ入りますか? そのまま寝ますか?」
「荷物はこちら」「食事はこちら」
疲れたランナーを温かく迎え入れていただきます。
よっしゃ!170Km到着! まる1日と7時間10分
この後、温泉に入り、
SAJ館山代表手作りカレーをいただき、
2時間以上休憩が義務付けられているロッジに案内いただきます。
ロッジは、ベット4人分、床に4人分の布団があり、すでに寝ていらっしゃいます。
割り当てられた布団に荷物を広げ、
①時計・携帯の充電
②明日の荷物の準備(リュックを18リットルへ変更・防寒着・食糧セット)
③今日の荷物を片づけ
④マッサージオイルで足をケア
⑤右足首が腫れ上がっているので、アイシング
⑥ストレッチポールで足をグリグリ 筋膜リリース
結構、寝るまでに時間を要します。
ここで、じっくり疲れをとるため対策を講じておかないと、翌日走れなくなるので、
ちょっと時間をかけました。
寝入ったのは16時ころでしょうか。二時間経って目が覚めてしまいました。
熟睡できません。
常にガサガサとランナーが出たり入ってきたりするのと
やはり興奮しているからでしょうか。
18:45 FBに現状レポート。 みなさんから応援いただきます。
いただいた応援で、みるみる元気になり、ホッと安心します。
(FBへの書き込みありがとうございました!)
このまま出発してもよいのですが、明らかに睡眠不足。
あと3時間寝ることにし、また眠りに落ちていきました。
再び足音に目が覚めると、22:00
意外にも、スッキリと疲れが抜け、カラダも想定以上に回復しています。
バキバキ感が無くなっております。
youさんの指摘どおり、腫れた足にテーピングして出発準備。
再び館山代表のカレーを頂戴します。
食欲があるのでまだまだ大丈夫そう。
こまどり荘出発11:30 いよいよ三国峠アタックです!
つづく